ほんとうの自分?
今朝はすごく嫌な夢を見て起きて、寝直したりしてたら昼頃まで寝てしまった。
週末あるある。
嫌な夢というのは元夫の夢。
たまに見てしまうのだけど、起きた瞬間の気分は言葉にできない。
夢の中で感じた感情で胸の中は嵐のようだし、なんでまだこんな夢を見るんだろうって自分を責める気持ちもあって。
離婚したとき、ある種の解放感があったことは否めない。
これでもう、夫の目を気にしてやりたいことを我慢しなくてもいいんだ、と思った。
大好きだった映画を見に行く時間や本を読む時間を過ごして、どんどん“ほんとうの自分”を取り戻していくような気がした。
なのに、今でも私の中はとても空虚だ。
なぜだろう?ってずっとずっと考えていた。
最近になってやっと少し、ぼんやりとだけれど答えが見えてきた気がする。
夫と過ごした短くない時間、その間に受けた彼からの影響。
それを無視して、彼と出会う前の自分に戻ろうとしていた。
もう時間は戻せないのに。もうあの頃の自分にはなれないのに。
夫と過ごした時間で得たものも今の私を形作っているのは歴然とした事実だから、それをまるっと無視しても虚ろなスペースができてしまう。
きっとそういうことなんだろうな、って。
だから、まだ辛くて辛くて仕方ないときはあるけれど、元夫との時間も、それを過ごした自分も受け入れて生きていかなきゃいけない。
たぶん、そういうことなんだ。