still on journey

映画や本の覚書き

キングスマン ゴールデンサークル

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マシュー・ヴォーン、ガイ・リッチークリストファー・ノーランという3人の監督(ラインナップは単なる好みです)と自分との相性は、

ましゅぼん:好みが合わない

ガイリチ:推しCPは似てるけど萌えの方向がちょっとちがう

ノーラン:性癖完全一致

って感じだと思っていて、このGCはまさにそれが如実に出た感じ。

 

私はコリン・ファースがとても好きで、その彼がスーツでスパイアクションをするっていうから前作を見ました。

だから前作にはほんとうに打ちのめされたし、アクションも設定もキャスティングもよかったけど…よかったけど!ましゅぼん許さねぇ!!!!!(号泣)ってなっていたのでした。

それでそんな私が、ハリー・ハートが復活するらしいと聞いてまたものこのこと劇場へ行ってしまったんです。

そして、、、結局泣きながら「ましゅぼん許さねぇ!!!!」って叫ぶことになったわけですね。はい。

 

ちょっと、なんというか、この作品のグロさとか胸糞展開はもちろん何かを批判する比喩だったりするわけで、そういうのを否定したいわけではないし、私自身はそこそこグロ耐性はある方だと思ってます。

だけど、ましゅぼん@KMGCにおける、こちらの思い入れを全部踏みつぶしてぐりぐりして、センチメンタルなんざくそくらえと言わんばかりのやりようには悲しくなってしまうんです。

それだけです。

 

アクションのスピード感やテンポは本当に最高にかっこいいし見ててわくわくさせてくれるんですけどね…

それ以上に、もやもやが勝ちました。

 

ジャコメッティ 最後の肖像

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何も起こらない作品。

ただ、一人のアーティストが、一枚の絵を描き始めて描き終わるだけの。

 

言ってしまえばそれだけだし、ジェフリー・ラッシュ演じるジャコメッティはちょっと描いたと思えばFワード満載で罵ってすぐ描くの止めて女と遊んじゃうし、ほんとアーミー・ハマー演じるジェームズと同じように見てる側もイライラしちゃうんだけど、そこはさすがジェフリー・ラッシュ、なぜか憎めない。

いちいちセリフも含蓄に富んでるっていうか深読みして、「おお、さすが芸術家」って思わされちゃうような。

あとアーミー・ハマーの美しい顔面を本当にじっくり何度も何度も見せてくれるんだけど、美しく、どこか冷ややかな彼の美貌を見ていると、芸術の心得なんてなにひとつもない私でさえなにか胸の奥をかきたてられるような、焦燥のような感覚があって、ジャコメッティがあんなに苦しみながらもそれでも描くのをやめられない気持ちがわかる気がした。

芸術家っていうのはそういう胸のざわめきを何かで表現しないではいられない人たちだと思っているので、劇中のジャコメッティの言葉を聞いていろいろ思いに耽ってしまう。

 

映像も美しいし、良作だとおもう。

 

ELLE

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前にも書いたけれど私は本当に豆腐メンタルで、なかなか自分の感情や記憶と作品を切り離して鑑賞できない。

主人公が辛い目に遭うとすぐ自分の何かを投影して辛くなってしまう。

そういう人間なので、この作品が公開されたときはあらすじを読んで完全にビビって見に行かなかった。

でもすごく気になっていて、かと言ってDVDとかでは絶対見ないだろうし…と思っていたら新文芸坐で上映があるとのこと。

年末年始存分に休んでエネルギーチャージしたので、今ならいけるかもと行ってきた。

 

実際見てみた感想は、百聞は一見に如かずというか、主人公のミシェルがどんな人非人かとびくびくしていたら、全然そんなことなかった。

彼女の行動を理解できないと言う人もいるみたいだけど、そもそも理解できるように作ってない気がした。理解させたいとも思ってない。

それでいて、彼女はこういう原因でこう思って、だからこうしたのでは?とか考察したくなるような作品なんだけど、それも込みでミシェルの魔性だなーと思った。

そして、一人の女性としての意見を言うなら、決してミシェルを理解不能だとは思わなかった。細かく言葉にすると無粋だし過激になりそうだからできないけど。私の中にもミシェルはいる。確実に。

あと、最後の隣人妻の言葉は戦慄だね。

心病んでるのはあなたもやで…と思った。

 

総評:イザベル・ユペールがすごすぎる。なにこの人。

 

見られてよかったです。

新文芸坐さんありがとう。

ヒトラーへの285枚の葉書

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これは「ELLE」目当てに新文芸坐に行ったときに併映作品だったので見たんだけど、エマ・トンプソンブレンダン・グリーソンという主役の二人にぐいぐい引き込まれてしまった。

欲を言えば、英語とドイツ語が入り乱れるのはやっぱりちょっと違和感ある。

 

特に何か劇的な展開があるわけではないんだけど、街並みも衣装も当時の映像を見てるみたいにリアルに感じられたし、彼らの心情が丁寧に描かれていて、このご時世なのでいろいろ考えさせられる作品だった。

ダニエル・ブリュールの役もよかったな。

戦争、よくない。

彼女がその名を知らない鳥たち

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私は蒼井優の大ファンである。

写真集も何冊も持っているし、出版記念トークショー的なやつにも行ったことがある。

豆腐メンタルなので、普段はあまりこういう感じの作品は見に行かないんだけども、蒼井優がとても素晴らしいという評判を聞きつけて重い腰を上げて見てきた。

 

主演の二人は本当に熱演で素晴らしかった。そこは評判通りだし、松坂桃李竹野内豊もクズ男役がすごくハマってた。

でも、キャッチコピーとかネット上での感想で見かけたような、「理解不能」っていうのはそんなに感じなかった。

共感できるかどうかが映画の評価に関わるとは思わないし、共感できないかと言われればそんなこともないし、これは愛か?と言われたら彼らにとってはそうだったんだろうってだけだし…

 

総合的には、邦画を久しぶりに見たけど、「ザ・邦画だな」って印象だった。

こういう系統の邦画にありがちな、じめっとした感じはこの作品にもあって、私はそういうのがあまり好きではないからかな…

 

パターソン

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アップリンク渋谷の

見逃した映画特集2017 - 上映 | UPLINK

にて見てきました。

水曜でサービスデーだったせいもあったのかもしれないけど、満席だった。

当日チケット買おうと劇場まで来て買えなかった人もいて、ちょっと気の毒だったな。でももう今はネットでチケット買うのが当たり前の時代だからな…(´・ω・`)

 

もし昨年この映画を見ていたら、考えていたベスト10のラインナップはちょっと変わってたと思う。

ジャームッシュ作品は正直今までちゃんと見たことなくて、なぜならあらすじ読んでみてもあまり魅力を感じなかったし、自分には理解できないというか見ても眠くなっちゃうんじゃないかとか、そういう先入観で敬遠していた。

でもこれはTwitterでいつも感想にさせてもらってる人たちが褒めていて、見たいなーと思っていたけど上映劇場とのスケジュールが合わなくて結局見逃していたやつ。

 

結論:めちゃくちゃ好き。

円盤も買うと思う。

私は大して教養もないので、あそこがあの比喩だとかそういうのはわからない。けど、この作品は一つの詩であり、その映像や音楽、リズムをそのまま受け止めて楽しめばいいのではないかと感じた。

 

ダンケルク

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私はこの映画を2017年ベストにしました。

劇場にも何回か行ったけど、やっぱりまだスクリーンで見たくて元旦から目黒シネマへ行った。

 何回見ても飽きることがないなーと改めて思った。

 

たぶんノーランとはキャストとか映像とか、この人にこういうのやらせたい、こういうシーンをこの人で見たい、そういうポイントが似てるんだと思う。

わりと視覚重視なところとか。

セリフで長々と説明をする映画はあまり好きじゃなくて、ノーランの「細かいことはいいんだよ!!!!映像を見ろ!!!」みたなところ、好き。

ちなみに昨年末に初めてスクリーンでインセプションを見て、今更ながら絶賛沼ってるところです。。。。